


皆さんは「心豊かな暮らし」とはいったいどういうものなか、「幸せとは何なのか」といったことをおそらく一度は考えたことがお有りだと思います。経済的に裕福なことが幸せなのか、それとも人間関係に恵まれていることが幸せなのか、健康に暮らせることが幸せなのか、人それぞれ答えは異なると思います。
それぞれどれも大切なことで、経済的に裕福というだけではなく、人間関係などの社会的なつながりや、自然や文化といった精神的な豊かさも大切で、それぞれがバランス良く保たれていることがやはり重要なことだと思います。
こうした暮らしを実現するためにも日々の暮らし方や考え方がとても大切になってきます。

・コミュニケーションを重視する:家族 、友人、地域の人々とのコミュニケーションを積極的に取り、社会性をたかめます。
・感謝の気持ちを伝える:家族はもちろんのこと相手への感謝の気持ちを言葉で伝え、より良い人間関係を築きます。
・助け合いの精神を大切にする:困っている人を見れば積極的に助け、地域社会に貢献することでより豊かな暮らしを実現します。

・自然の中で過ごす:公園をはじめ山や川、海など、自然の中で過ごす時間を増やし、自然の美しさを感じます。
・自然を大切にする:日々の生活の中で、身近な環境を大切にする行動を心がけます。
・四季の移ろいを味わう:季節ごとのイベントに参加したり、自然の中で四季の移ろいを楽しみます。

・瞑想やヨガ、ピラティスなどで心身を整える:瞑想やヨガ、ピラティスで心を落ち着かせ、心身を安定させます。
・やりたいことをやる:好きなことを追求することで、充実感を得ます。
・目標を持つ:目標を立て、そこに向かって努力することで自己充実感を得ます。

・芸術作品を鑑賞する:美術館や博物館を訪れたり、コンサートや劇などを鑑賞することで、感性を磨きます。
・伝統文化に触れる:地域の伝統行事に参加したり、伝統工芸品に触れることで、文化の魅力を知ります。
・読書や音楽を楽しむ:好きな本を読んだり、音楽を聴いて、心を豊かにします。

・物を大切にする:無駄な買い物を防ぐことで、物を大事に扱い大切にすることで無駄を減らします。
・心地よい生活空間を作り出す:掃除や整理整頓、料理などを楽しみ、快適な生活空間を作ります。
・時間を大切にする:だらだらとした時間の過ごし方を防ぎ、大切なことに集中できるように工夫します。
・健康に気を配る:食生活、睡眠、運動など、健康的な生活習慣を心がけます。
こうした考え方を習慣化することで、心豊かな暮らしを実現していきましょう。

心豊かに暮らすためにはやはり考え方は非常に大切だと思います。
例えば、自分自身にとってとても苦手な仕事を上司から頼まれたとします。Aさんは「あー面倒くさい。得意じゃないし、時間もかかる。嫌だなあ~って」思って渋々取り組みます。一方Bさんは「これは自分自身が成長するためのいい機会だ。頑張ろう!」と思って苦しみながらも一生懸命に取り組みます。AさんとBさんはその後も同じような感じで日々を送っていきます。10年後のそれぞれの姿はどうなっているでしょうか?言わずもがなですよね。
同じ出来事が起きても、それを捉える人によって180度結果が変わってきます。Aさんはマイナス思考ですから、当然自分の周囲にもそういう人たちが集まってきます。一方、Bさんはプラス思考ですから、同じような考え方の人たちが集まってきます。いわゆる「類は友を呼ぶ」というやつですね。
誰しもがそうなのですが、自分自身というのは自分ではやはり分からないものです。家族や他人に宜しくないことを指摘されても「そんなことないし」って言い返したり、心の中で指摘されたことを否定する傾向が非常に強いと言えます。周囲の人の意見というものはそういう意味で言うと、とても大切なものなのです。指摘してもらえてるだけでもまだ良い方なのではないでしょうか。周りから指摘されたことをすぐに否定する前に、ちょっと間をおいて、一旦自分の中に受け入れて省みるゆとりが必要だと思います。
そうしたことをふまえ日々どんなふうに過ごせばポジティブになれるのか、ちょっとしたコツをご紹介していきたいと思います。

幸せというものは、どこか別のところにあるわけではありません。ある日突然手に入るものでもありません。今を生きることを大切にすることで、流れを自然に任せると不安な気持ちも和らいでいきます。一日のうち何度か立ち止まって、深呼吸しながら自分は今どう感じているのか、といったことを観察する習慣を身に着けていくと、いつの間にか今を大切に生きることができるようになります。

例えば、普段家族から当たり前にしてもらっていることって誰にでもあることだと思います。お母さんが作ってくれる毎日の食事や洗濯物。お父さんが毎日会社に行って、仕事して家に帰ってくる。そんな姿に、「ありがとう」「お帰り、お疲れ様」って普通に言えたら、お母さんやお父さんも嬉しいですし、言った本人もとても気分が良くなります。そういう普段何気なくしてもらっていることに対して、感謝する習慣を身に着けることで、相互作用で全てがプラス方向に働いていくのです。

自分よりもプラス思考の人たちを関わることで、そういう人たちの考え方が自然と身につくようになります。そして自分自身もプラス思考になりますから、周囲の人たちにより良い影響を及ぼすのです。

自然に親しむ機会の多い人ほど心身が健康であるという研究結果があり、外に出て歩いたり外の空気を吸うだけでもストレスホルモンの分泌が抑えられ、不安やストレスから解消されることが実証されています。外の空気を吸うことで心身がリラックス状態になるのです。

嫌な思い出や体験というものは記憶に定着しやすい半面、楽しかった思い出や体験というものはなかなか定着しないと言われています。ですから敢えて自分で良かったことなどを思い返す習慣をつけることで、記憶に定着しストレスに強いポジティブ思考が自然と身につくようになります。

なんか気分がすぐれないとか、落ち込んでいる時にセルフケアを優先することはなかなかできることではありません。そんなとき、自分が楽しいと思えること、好きだと感じることを積極的に日常に取り入れると、つまり自分自身をいたわることを習慣化することでポジティブな感情が自然と湧いてくるようになります。