

まずはじめにお伝えしたいことは、必ず体が温まった状態で始めていただきたいということです。
体が温まっていない状態で無理に筋肉を動かそうとしますと、思わぬケガにつながることがありますので、体操をする前には必ず体を温めてください。ウォーミングアップすることで、心拍数や血流量が増え血管が拡張し、酸素の供給もスムーズに行われるようになります。また間接可動域も大きくなり、運動中の過度の伸展やねじれによる肉離れや腱断裂などといったケガの予防にもつながります。神経伝達も良くなり、体を運動の準備状態にスムーズに持っていくことが出来ます。そして心の準備も整い、リラックスした状態でスムーズに体操を行うことができるようになります。例えばウォーキング(散歩)などの運動後やお風呂上がり、軽い寒風摩擦などなどが適しています。体をそうやってほぐすことで、リラックスした状態になります。

朝のストレッチ体操はまだ身体が温まっていないので、筋肉を痛めないよう全身に酸素が行き渡るように、ゆっくりじっくり行いましょう。

反動をつけず、ゆっくり伸ばせる範囲で行いましょう。

呼吸が無理なく続けられるところで伸ばしましょう。
吐くことを意識しながらゆっくりと伸ばしましょう。

同じ部位や同じように行うストレッチでも、気持ち良く感じるときと痛みを感じるときがあります。
伸ばしている部分を意識しながらストレッチすることで、その日の調子のバロメーターにすることができるでしょう。
決して無理のない程度に始めていきましょう。万一痛みが出たり、なんかおかしいなと感じたときは必ず中止して休みましょう。
正しい歩き方は、姿勢・歩幅・リズムがポイントです。背筋をしっかりと伸ばし、頭をまっすぐに起こして遠くを見るように、かかとから着地して歩きます。

【姿勢】
背筋をまっすぐ伸ばし、頭を起こす
肩の力が抜けている
目線は10~20m先を見る
あごを引き、視線は真っ直ぐ前を見る
【歩幅】
自分の身長マイナス100㎝が適正歩幅
軸足の膝をしっかり伸ばす
股関節から足を大きく動かす
【リズム】
肘を軽く曲げ、腕を大きく振る
着地はかかとから、つま先で歩き出し地面を蹴る
身体を前に押し出す
後ろ足の親指でまっすぐ地面を押して進む
ウォーキングの健康効果は良く知られてしますが、人によってウォーキングを行う目的は様々です。大半の人はという健康維持、増進という目的で取組まれています。ウォーキングは有酸素運動の代表的な運動で主に体脂肪燃焼や体質改善、生活習慣病予防、改善、骨の強化、心身のリフレッシュ、社会性の維持等その効果は様々です。無理なく継続できるので、これほど国民に浸透しているのだと思います。

疲れたらゆっくり歩きながら休憩し、回復したらまた早く歩くことを繰り返しながら行うのがおすすめです。
正しい歩き方を心がけることで、転倒せず疲れにくい体になり、エネルギー消費量も増えて運動効果が期待できます。
参考までに

※厚生労働省資料参照
正しい姿勢とは、体の各部分が正しい位置にあり、無理なく支えられている状態です。骨格や筋肉に過剰な負担がかからず、バランスよく身体を支えていることが理想的です。

確かめ方
→ 両足を肩幅に開いて、かかとを壁につけて立ちます。 後頭部、胸の後ろ、お尻が壁について、腰の後ろに手のひらが入る程度の隙間が空いていればOKです。耳・肩・腰・ひざ・くるぶしが一直線に位置します。 壁から離れている部分がないか、確認してください。
正しい呼吸法は、鼻から息を吸い、口から息を吐く腹式呼吸です。

鼻からゆっくりと息を吸い込み、おへその下に空気を溜めるようなイメージで吸う
口からゆっくりと息を吐き出し、からだの中に溜まった悪いものをすべて出すイメージで吐く
吐くときは吸うときの倍くらいの時間をかけるつもりで行う
1日10~20回を目安に、無理のない範囲で続ける
【腹式呼吸の効果】
少ない消費エネルギーで効率良く呼吸ができる
気管支炎、ぜんそくなど肺の機能が低下している人に非常に効果的
全身の気の流れをを良くする

・自律神経を整える呼吸法
口から6秒かけて息を吐き、鼻から3秒かけて息を吸う呼吸法
体を前に倒したり、後ろに反らせたりすることで、自律神経が通っている背骨をほぐす
・口すぼめ呼吸
鼻から息を吸い、口をすぼめてゆっくりと口から息を吐く
呼気時に気道が虚脱することを防ぎ、換気量を増大させる
朝におすすめのストレッチには、下半身をほぐすストレッチや、肩甲骨を寄せて胸を大きく開くストレッチなどがあります。
朝にストレッチを行うことでその日一日をとてもすがすがしくスタートさせることができます。


【下半身をほぐすストレッチ】
寝たままの状態で両膝を抱え、腹式呼吸を繰り返します。両膝を左右に揺すりながら、腰やお尻をほぐしていきます。次に左右の手でそれぞれの膝をつかみ、脚を広げて股関節やお尻の周りなどをほぐします。そして床に座り、右脚はまっすぐ前に伸ばし、左脚は曲げてかかとを右太もも内側につけ、息を吐きながらゆっくり上体を前に倒していきます。

【肩甲骨を寄せて胸を大きく開くストレッチ】
椅子に座るかあぐらの状態から背中の後ろで両手を組み、肩甲骨を寄せるように腕をゆっくりと伸ばします。両手を背中の方の床につき、あごを天井に向けながら頭を後ろに下げ、胸を張るように押し出します。寝転がりながら背伸びをするのも効果的です。
朝にストレッチを行う場合は特に、筋肉が少しは温まっている時に行うようにしてください。朝は気温が低く、起きてからあまり時間も経過していないので、動的ストレッチを行うことで適度に交感神経を優位にします。
寝る前のストレッチは、その日一日の心身の疲労をほぐしてリラックスすることで、睡眠の質を向上させる効果があります。

【効果】
筋肉を緩めて血流を良くする
副交感神経を優位にして自然に眠りにつきやすくなる
疲労やストレスによる凝り固まった体をほぐす
心身ともにリラックスすることで安心して眠ることができる
【ストレッチ方法】
①両足の指と手の指を組むようにして足首をまわす

②両ひじを上に向かってあげ、大きくゆっくりまわす

③腕を胸の前で組み、返すようにしながら前方に腕を伸ばす

④胸を大きく開き、背骨とお腹をねじる(スパイナルツイスト)

⑤背中の後ろ側で棒などを持ち、両ひじの上げ下げをする

⑥つま先とかかとを交互に上げる

⑦首をゆっくりと回す

⑧腰をゆっくりと回す
痛みを感じるほどのストレッチは逆効果になります。
激しい動きや長時間行うのは交感神経を優位にして体が逆に目覚めてしまうので、絶対に無理をしないよう心がけてください。
ゆっくりのんびり、自分自身のペースを守りながら毎日続けられるレベルでストレッチを行ってみましょう。

40~50代になってくると四十肩や五十肩(肩関節周囲炎)といった肩関節や膝や腰といった様々な関節痛が出始めます。運動不足になると、全身の筋肉が固くなって体全体の動きもそれに伴って悪くなっていきます。そうして少しずつ少しずつ痛みがで出てきて、ますます動きたくなくなって悪循環に陥ります。そうした悪循環を断ち切るためにもストレッチ体操は非常に効果的なものになります。
痛みがかなり強い方、また医療機関などに通院されている方はまずは医師と相談してから取り組むようにしてください。

膝関節のストレッチ
【膝の内側の痛みに効果的なストレッチ】
①壁に片手をついて立ち、片足の膝を曲げ、もう一方の手でつま先をつかみます
②つま先をお尻の方へ引き寄せ、太ももの前側をゆっくりと伸ばします
③息を吐きながら30秒ほど伸ばします
④反対側も同様に行い、2,3セット行います

【膝の外側の痛みに効果的なストレッチ】
①床に座って両足を伸ばします
②つま先をゆっくりと遠くに伸ばして、すね(上側)を伸ばします
③今度は反対につま先をゆっくりと手前に引き寄せ、ふくらはぎ(下側)を伸ばします
④同じ動作を10回繰り返します

【肩関節の痛みに効果的なストレッチ】
①背筋を伸ばしストレッチしたい方の腰に手を当てる。反対の手で腕を前方へ。
※体が一緒にねじれないように注意!

②ストレッチしたい腕で同側の肩甲骨を触る。反対の手で肘を後方へ。そのまま反対へ傾ける。
※左右傾ける時は腕は固定

③ストレッチしたい腕の肘を伸ばし、 反対の手で反対方向へ引っ張っていく。
※体が一緒にねじれないように注意!

④壁の横に立ち肘から先をつけ前方へ。
肩60°、90°、120°の3パターン行う。
※おへそを前に移動させるイメージで。
⑤ストレッチしたい腕で反対の肩を持つ。反対の手で後上方へ押していく。
下図参照
⑥反対の手で鎖骨(胸の上にある骨)の下を押す。ストレッチする方の方を上下(1)
前後(2)に動かす。
下図参照
⑦うつ伏せになりおでこをベッドにつける。 肘を伸ばし肩をそれぞれの角度で挙上する。
※肩甲骨を寄せることを意識する。
下図参照
⑧ストレッチしたい側を下にし横向きになる。 あごを肩の上に置き、反対の腕で下向きに
曲げていく。
下図参照


※高岡整志会病院参考

【腰の痛みに効果的なストレッチ体操】
腰痛の原因は非常にさまざまあります。最近では椎間関節(ついかんかんせつ)や筋肉の問題なども特定できるようになってきました。最近よく耳にするようになってきたものとして梨状筋(りじょうきん)というおしりの奥の深層筋の張りによるものもあるそうです。
おしりの深層筋である梨状筋が硬くなったり、力が入りにくくなったりして生じる腰痛や不快感は、デスクワークや身体を使う仕事に従事している方に多く見受けられます。とりわけオフィスでの長時間のお仕事や、医療介護職、あとは運輸業のドライバーの方々に多く見受けられます。


①腰回りのストレッチ
②腰痛体操


背筋も同じように行います。
うつぶせになり両膝を伸ばします。
膝を伸ばしたまま、片脚を10センチ床から上げて、5秒間キープし、ゆっくりと下す。両脚行います。
ストレッチの最も大きな効果は、筋肉を伸ばすことで筋肉が付着している関節がスムーズに動くようになることです。 例えば、スポーツ選手が練習や試合の前後にストレッチを行うのは、ストレッチによって関節の可動域を広げ、体を効率よくダイナミックに動かせるようにするためです。 また、運動後の疲労を回復させる目的でも行います。


特に体幹のストレッチはその中でも最も重要です。日常生活における「歩く、座る、立つ」という基本的な動作には全て体幹が関わります。例えば、お腹についている体幹の1つに「腹横筋」があります。この筋肉は別名始動筋とも言われ、ペン1本ですら持つ際に手より先にここに刺激が入ります。
この筋肉のおかげで手足を正常に動かすことができますが、ここが衰えてくると体幹部以外の末端の筋肉に負担がかかり、次第に膝や肩、腰といったあらゆる間接に痛みが出てくるようになってきます。
逆に体幹に力が入らないと、手先で無理やり体を使おうとした結果、体を痛めてしまいます。言い換えると、体幹さえ整えていれば、足を上げるのも腕を振るのも楽になり、日常動作がスムーズになり、快適に過ごすことができるのです。そして姿勢もよくなり、疲れにくい体になります。
体幹を整えることは健康的に日常生活をしていく上での基本なのです。そういうことを踏まえながら、日常生活の中に体幹トレーニングを取り入れ、胴体の筋肉や関節等正しいバランスや動きを整え、姿勢改善・代謝向上といったあらゆる効果を引き出し、日常生活を快適に過ごしていきましょう。
患者さんの状態に応じて、その人に合った適切なメニューや指導を行うことが大切です。筋肉や関節の柔軟性を高めることで、体をスムーズに動かせるようにする効果があります。また、血流促進や痛みの軽減、姿勢改善などの効果も期待できます。
【リハビリストレッチの目的】
【リハビリストレッチのポイント】

【リハビリストレッチの例】

腹筋群の中で最も深層にある腹横筋のトレーニングは体幹トレーニングの中でも最も重要なトレーニングといえます。
膝を立てて仰向けになり、手はへその下あたりに置きます。息を吸いながらお腹を膨らませ、息を吐きながらお腹をへこませていきます。腹式呼吸を行うような要領で10~20回ほど繰り返します。呼吸に合わせて腹部が上下に動いたり、手のひらの下の下腹部分が硬く収縮していれば腹横筋が働いている証拠です。

体側ストレッチは、上半身を横に倒して体側を伸ばすストレッチです。椅子に座って行っていただいて構いません。このストレッチは」背骨をしなやかに保ち、姿勢の改善や腰痛の緩和、肩こりの解消などの効果が期待できます。

椅子の上部をもちながら、スクワットします。このとき膝はつま先よりあまり前に出ないようにし、背中を反らすような感じでお尻を突き出すように下ろします。膝の角度は90度ほど曲がれば十分です。
痛みの出ない範囲で行うように心がけてください。

バランスボールは通常、身長に合わせて選ぶことが基本です。身長とボールサイズの目安は以下の通りです。
バランスボールに座ったときに股関節の位置が膝よりも高くなるようにします。
初めは慣れるまで転倒を防ぐため、椅子の背に掴まりながら行うようにしてください。ぐらつかないようにボールの真ん中に座り、膝の角度が90度、膝と膝の間が20~30センチほどになるように座ります。このときふくらはぎがボールに触れないようにしてください。体幹を意識しながら背筋をピンと伸ばし30秒ほどその姿勢を維持してください。
体幹を鍛えるのに効果的なストレッチです。


第二の心臓と呼ばれるほど大事なふくらはぎを普段からケアしてやることはとても大切です。ストレッチをすることで血液やリンパ液の循環がよくなり、むくみを改善し冷え性に効果があります。
まず仰向けに寝た状態で膝を立て、右脚を左膝の上に擦り付けふくらはぎの裏の筋肉を2~30秒程度ほぐします。右脚をそのまま左側へ下ろしていき、ふくらはぎの外側を左膝に当
て、ふくらはぎの外側の筋肉を2~30秒程度ほぐします。左側も同様に行います。

椅子に座ってあごを引き背中が丸まらないように、姿勢良く肩をまっすぐ上げます。
肩甲骨も一緒に上がるように意識しながら行ってください。。

まず左肘を伸ばした状態で腕を上げ、左手の指先を下に向けます。右手で、左手の手のひら側から指を持ち、右手の力で、左手の指〜手首を手のひらの側に反らします。痛くないところで20~30秒帆と維持します。3回繰り返します。

まず左肘を伸ばした状態で腕を上げ、左手の指先を上に向けます。右手で、左手の手のひら側から指を持ち右手の力で、左手首・指を手の甲の側に曲げます。気持ちよく伸びている感覚があるところで止めて、20~30秒ほど維持します。3回繰り返します。

手と肩はつながっていて、手の痛みを放っておくと、肩こりや息苦しさにつながることがあります。ですので手のメンテナンスもとても重要です。
両手を開きながら、左右の指の腹を合わせます。そのまま手を合わ
せ、指を反らせます。約10秒間ほど行ってください。

※厚生労働省参照
普段の何気ない日常生活の中で、骨盤は知らず知らずのうちにゆがめられています。足を組んで座ったり、電車やバスなどで立つときに必要以上に片方の足に体重をかけて立ったりなど何気なくやっている動作が実は骨盤には非常に悪いのです。また競技スポーツなどで特定の動きを行ったり、運動不足による筋力低下でも歪みやすくなります。


【骨盤の役割】

【骨盤の歪みによる影響】
【骨盤の歪みのセルフチェック】
壁に背中をつけてまっすぐに立ち、壁と腰の間に手のひらが入るくらいのの隙間があれば骨盤はほぼ正常な位置にあります。
このとき隙間が大きい場合は前傾、狭いなら後傾になっているため注意が必要です。
そこでこのストレッチ体操を行って、そういった様々な症状を改善し、基礎代謝もあげて太りにくい丈夫な体を手に入れましょう!
まずは骨盤調整からやってみましょう!

1. うつ伏せで、両手の上におでこを乗せて両ひざを90度曲げ、ひざを肩幅程度に開きます。片方の足裏は天井に向けたまま、反対の足を内側に倒します。左右それぞれ10回ずつ行います。
2.両ひざと内くるぶしを閉じたまま、腰から下をゆっくりひねり、左右10回ずつ倒します。この時両肘が浮かないように注意しましょう。無理すると痛みやすいストレッチですので、痛みの出ない範囲で行います。
3.うつ伏せのまま両ひざを伸ばし、気持ちよいと感じる範囲で片足を斜め後ろへ伸ばします。ひざを曲げると腿の前側がより伸びます。このとき両ひじが浮かないようにして、片足10回ずつ行います。

仰向けに寝た状態で腰と膝を90度に曲げます。 その状態のまま両手を横に開いて伸ばします。両足をゆっくりと右側に倒し、膝が床につくギリギリのところで元に戻ります。

両ひざを抱えてあおむけになります。大きなまん丸い円を描くことをイメージしながら、股関節をゆっくりと回します。
10回行ったら、逆回りも同様に行います。
※体勢が辛い場合は、頭の下に枕を入れてください。

1.あおむけで両手を組んでバンザイし、背中が浮かないように気を付けながら両手と両足を近づけて、30秒間呼吸を続けます。
2.さらに伸ばしたい場合は、伸ばす方の手を反対の手で引き、伸ばす方の足を反対の足の上に乗せます。このとききつければひじを曲げてもOKです。
反対側も同様に行います。

お尻の筋肉が硬くなると、筋肉の疲労、股関節の硬さ、下半身の冷え、運動不足、 姿勢の悪さにつながります。そして血流も悪化し、下半身の冷えや足がむくむこともあります。また、代謝も低下すると下半身太りにつながり、硬くなった筋肉が神経を圧迫して座骨神経痛や腰痛を引き起こすおそれもあります。
お尻の筋肉は、主に大殿筋、中殿筋、小殿筋の3つの筋肉から構成されています。骨盤から股関節にかけて付いている筋肉なので、座る・立つ・歩くなどの日常動作の際に欠かせない筋肉です。

日常生活において重要なお尻の筋肉は、脚や腰周りの筋肉と一緒に鍛えることで、それにより正しい姿勢を保つための基盤となる骨盤の安定につながります。
正しい姿勢は身体への負担を軽減し、腰痛や肩こりといった慢性的な痛みや不快感の予防にも繋がります。こうしたトレーニングによってヒップアップすることは見た目の美しさだけでなく、健康の観点からもとても重要なのです。
※正しい姿勢は頭、肩、お尻、ふくらはぎ、かかとが一直線になります。
【イスを使ったストレッチ】

【寝ながら行うストレッチ】

【テニスボールを使ったストッレッチ】


有酸素運動とは、筋肉への負荷が比較的軽い運動のことで、酸素を使いながら体内の糖質・脂肪を消費していきます。皆さんがよく耳にするエアロビクスはその代表的なもので、負荷が軽いため楽しみながら続けられることが特徴です。脂肪燃焼、生活習慣病の予防などの健康面はもちろんのこと、精神的にもメリットが大きいため健康志向の強い方々によく取り入れられている習慣です。
有酸素運動というと、ランニングやウォーキングなど、外で行うものをイメージしてしまいますが、室内でできる簡単な有酸素運動もたくさんあります。そこで、家や室内でできる有酸素運動について有酸素運動を行うポイントについて解説します。
ピラティスやヨガももちろん有酸素運動のひとつですが、メインで取り上げていますので、ここでは敢えて外して解説していきます。

室内ウォーキング
ウォーキングからジョギング、ランニングなどを室内で行える器具であるルームランナーを使用すると、手軽に有酸素運動を行えます。
この教室では健康が目的ですので、ウォーキングを体操前に取り入れると良いでしょう。

足踏み
簡単に取り組めるおすすめ運動です。自宅に階段や段差がないときは、その場で足踏み運動が最適です。二の腕が体から離れるよう、腕をしっかり振り、膝を大きく上げて行いましょう。騒音が気になる場合は、つま先から静かに着地して床への衝撃を和らげることで防止できます。音が伝わりやすい住宅では、使わなくなった座布団などの上に乗って行うとよいでしょう。

踏み台運動
小学校などで行った方が多いと思いますが、階段を上り下りする動作をマネたような、シンプルな有酸素運動です。自宅で行う場合はステップ台や階段、小さな椅子を活用して取り組みます。 消費カロリーは低めですが、継続することで下半身への効果を感じられるようになります。

ハーフスクワット
足を肩幅くらいに開き、膝と爪先は少し外側に向けて立ちます。膝を曲げながらお尻をななめ後ろ方向にゆっくり下ろします。膝の内側の角度が90度にくらいに腰を落としたら元のフォームに戻り、腰の上げ下げを繰り返します。有酸素運動として取り組むなら、回数をこなすよりも1回1回をゆっくり行った方が良いでしょう。

フラフープ
フラフープはいつでもどこでも空き時間に取組めますので、あまり運動習慣がない方や、すぐに飽きてしまう方、あまりハードな運動をしたくない方などに特におすすめです。
まず足を肩幅に広げて立ち、フラフープを右に回す場合は右足を、左に回す場合は左足を少し前に出します。膝は軽く曲げ、フラフープをおへその位置にセット。腰を前後に揺らすように回します。左右5分ずつ行って下さい。

もも上げ
消費カロリーの多い有酸素運動です。立った状態で片足を交互に高く上げるもも上げは、全身の脂肪燃焼と引き締め効果があります。具体的には、腰周りの「腸腰筋」とお尻の「大臀筋」へのアプローチが可能です。また、 体幹の強化、体力づくり、基礎代謝の向上といった効果もあります。 もも上げは、正しいフォームで行うのが重要で姿勢を意識しながら取り組んでください。
きつい場合は壁に手をついて行ったり、椅子に座っておこなっていただいても大丈夫です。